ヤゴの飼(か)い方 2
3 餌(えさ)のやりかた、その他
@ ヤゴは生きた餌しか食(た)べませんので、大きさにおうじてあげてください。
卵(たまご)からかえったばかりのヤゴは、まだ小さいのでミジンコなどの小さいものを食べますが、大きくなるとボウフラ、アカムシ、イトミミズを食べます。さらにオニヤンマなどの大きいヤゴは、メダカやオタマジャクシを食べてしまうくらいです。
冷凍のアカムシを与える場合は、与えるときピンセットで一匹ずつはがしヤゴの前で振動させあたかも生きているかのように見せるのがこつのようです。(ebineさんより)
A 気をつけなくてはいけないのは、やりすぎないことです。水が汚(よご)れやすいため
B 水かえは夏は2,3日に1回くらいしましょう。(そのとき全部かえるのでなく、半分かえること)
エアポンプ(金魚や熱帯魚を飼うときにつかう)を使うと汚れにくいようです。
4 観察(かんさつ)のしかた
@ ヤゴによっては、水中の草にとまっているもの(ギンヤンマ)や、水底(みずぞこ)をはいまわっている(シオカラトンボ、アカトンボ)、砂の中にもぐっている(オニヤンマ)などいます。
A 幼虫の期間は、種類によって決まっています。
普通は1年以内、ウスバキトンボ4週間のように短いものもあれば、オニヤンマ4から5年、ムカシトンボの7から8年の長いものもあります。
B トンボは蛹(さなぎ)の時期を経ないで成虫になります(これを不完全変態「ふかんぜんへんたい」といいます)。「せみ」と同じです。
C 羽化直前(4から5日まえ)よりえさを食べなくなります。水面から頭を出していることが多くなります。また、成虫の翅(はね)が入っている部分がふくらんできます。
D ヤンマやトンボ科の多くは夜間に羽化します。
(シオカラトンボなどは9時頃からはじまります、ちょっとねむいけどがまんしてね。あかるいとなかなか羽化がはじまりませんので、うすぐらくしてかんさつしてね)